「雲の上以上の存在」 西武・栗山が心待ちにする松井稼とのプレー
「全ての動きが勉強になる」
5日の契約交渉で6000万円減の推定年俸1億3000万円で更改した西武の栗山巧。今季について「チームが2位になることもできましたし、優勝を逃したことは悔しいですが、ホームでクライマックスシリーズを行えたことは、非常に、僕たちも嬉しかったですし、ファンの方にも喜んでもらえたんじゃないかなと思います。その意味では、結果的には良いシーズンだったと思います」と、栗山らしく、真っ先にチーム、ファンの視点から振り返った。
その後、116試合、打率.252、46打点、9本塁打だった自身の成績についても言及。「やれることはやれました。ケガもありましたし、なかなかヒットが出ない時もありましたけど、しっかりとそれに立ち向かって、なんとか打破しようと、やることができましたので、燃焼はしました」と、潔く語った。
今季は、5月21日のソフトバンク戦で、プロ16年目で初のサヨナラ本塁打を記録。さらに、8月17日の楽天戦では、代打サヨナラ本塁打を放ち、その勝負強さでファンを魅了した。
来季は、「入団したときから、雲の上以上に上の存在の方」と、尊敬してやまない松井稼頭央とチームメイトとなる。「全ての動きが勉強になると思います。練習をしているところなどを見られるだけでありがたい。そこから、どうやってゲームに入っていくのかなども、しっかりと見ていきたいと思います」。さらなるスキルアップを誓った。
(上岡真里江 / Marie Kamioka)