ホークス吉村、20%ダウン4000万円で単年契約「結果で感謝を表したい」
走り込みと打ち込みで「首脳陣に使いたいと思わせないと」
6日、ソフトバンクの吉村裕基が契約を更改。2年契約の2年目を終え、20%ダウンの推定年俸4000万円で新たに単年契約を結んだ。
今季の吉村は1軍公式戦の出場がわずか8試合、打率.176、2本塁打、2打点に終わった。出場8試合は移籍後最少、横浜時代を含めても2003年のルーキーイヤーの6試合に次いで少ない。「チームは日本一になったが、まったく結果を残せなかった」。球団側からの提示を「しっかり受け止めた」という吉村。
「1年1年が勝負という厳しい世界で契約を結んでいただいたので、来季は結果で感謝を表したい。強いホークスの中で連続日本一に少しでも力になりたい」
そのために、この時期からしっかりと走り込むこと、バットを振り込むことで来季へとつなげていくという。また、今季の柳田悠岐が「ゴロではなくフライを打つ意識」を持ち続けたことで結果を残したことにも注目し、「考え方を変えて、柳田を見習ってきっちり外野に飛ばすことを意識したい」とも語る。
「若いヤツの中に割って入って、首脳陣に『使いたい』と思わせるようにキャンプからしっかりとアピールしていく」
この日の契約更改は東浜巨と2人だけとあって「これ以上話しても全部東浜にもっていかれる」、「(記者の)みなさん、ボールペンの先は出てますか?」と自虐的ジョークを出しながら、最後は「来年は結果を出して笑顔で話せるようにがんばります」と前を向いた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)