FA移籍は難しい? 意外に少ない大活躍選手【パ・リーグ編】
今江は移籍後に故障が相次ぎ、木村は入団テストを受ける異例の展開に
【2015年】
○今江年晶(ロッテ→楽天)
2014(ロ)120試合445打数120安打10本塁打54打点1盗塁 .270
2015(ロ)98試合373打数107安打1本塁打38打点2盗塁 .287
2016(楽)89試合317打数89安打3本塁打23打点2盗塁 .281
2017(楽)51試合128打数32安打1本塁打10打点0盗塁 .250
PL学園高校から2001年のドラフト3位でロッテへ。1年目から1軍で起用されると、4年目の2005年にレギュラーに定着して打率.310をマーク。2010年に.331、2013年に.325をマークし、2015年オフに権利を行使。3年総額6億円で楽天へと移籍した。移籍1年目は故障が相次ぎ、2005年のレギュラー定着後は最少となる89試合出場に終わる。今季も怪我に悩まされて51試合に出場に終わった。
○木村昇吾(広島→西武)
2014(広)101試合238打数62安打1本塁打13打点4盗塁 .261
2015(広)72試合93打数25安打0本塁打8打点2盗塁 .269
2016(西)38試合95打数21安打0本塁打5打点3盗塁 .221
2017(西)3試合6打数1安打0本塁打0打点0盗塁 .167
2002年のドラフト11位で愛知学院大から横浜へ。2007年オフにトレードで広島へと移籍。2011年にキャリアハイとなる106試合、2014年にも101試合に出場した。2015年オフにFA権を行使して広島を退団。だが、権利行使後も移籍先はなかなか決まらず、春季キャンプで西武の入団テストを受ける異例の形に。これに合格したものの、移籍1年目の2016年に右膝前十字靭帯を断裂。育成契約となった今季、負傷が癒えた6月に支配下に復帰したものの、3試合出場に終わり、オフに戦力外通告を受けた。
【2016年】
○岸孝之(西武→楽天)
2015(西)16試合5勝6敗0H0S 110回1/3 75安打91三振 3.02
2016(西)19試合9勝7敗0H0S 130回1/3 123安打104三振 2.49
2017(楽)26試合8勝10敗0H0S 176回1/3 141安打189三振 2.76
名取北高から東北学院大を経て2006年の希望入団枠で西武へ。西武でプレーした10年間で7度の2桁勝利をマークし、2014年には最高勝率のタイトルを獲得した。2016年オフにFA権を行使し、4年総額16億円で地元・仙台を本拠地とする楽天へ移籍。移籍1年目は2桁勝利は逃したが、先発ローテの一角を担って8勝。則本とともに2枚看板としてチームを支えた。
(Full-Count編集部)