ホークス攝津が悲壮覚悟 4億円変わらずも来季契約最終年「ダメなら最後」
会見で悔しさにじませた攝津「先発ローテに割って入りたい」
ソフトバンクの攝津正が8日、契約を更改。3年契約の3年目で推定年俸4億円は変わらず。登板は昨年と同じ7試合に終わり、会見では悔しさをにじませた。
今季、開幕投手を逃した攝津が1軍登板を果たしたのは14試合目の4月15日。以降、7試合の登板に終わり、プロ入り初の未勝利(2敗)に終わった。来季が3年契約の3年目で年俸に変化はなかったものの「来季は契約の最終年なので、ダメなら最後という気持ちでやるだけ」と悲壮な覚悟を口にした。
「球団からも『来季は筑後じゃなくてドームでやってくれ』『手本になるようにしっかり取り組んでくれ』と言われた。その期待に応えられるように頑張るだけ。(目標とする)具体的な数字はない。絶対にドームで投げるという気持ちをもって、先発ローテに割って入りたい」
シーズン終盤と日本シリーズでは中継ぎとしての登板も体験。そこで「よかった部分もあった。こうすればいいというところもあったので、それを突き詰めていきたい」と手応えを感じたという攝津。
すでにトレーニングも進めており「とにかくもう一度イチからやっていくだけ」と、契約最終年での復活を目指す。1月の自主トレは例年どおりグアムで行い、暖かい土地で徹底的に自分を追い込んで春季キャンプに臨むことになる。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)