部員が飲酒・喫煙で無期限活動停止の仙台育英、佐々木監督が辞任を発表
佐々木監督は「責任を痛感」、須江航新監督が就任へ
春夏通算で38度の甲子園出場を誇る仙台育英(宮城)は10日、同校で記者会見を開き、野球部の佐々木順一朗監督が辞任を発表した。須江航氏が1月1日付けで新監督に就任する。
仙台育英野球部では、現役2年生部員3人と引退した3年生3人の計6人が、先月末に飲酒と喫煙をしていたことが発覚。3年生1人は急性アルコール中毒の疑いで病院に緊急搬送されていた。引退した3年生2人が同席していた剣道部とともに、今月6日から無期限活動停止処分となっている。
佐々木監督は1995年から同校の監督を務め、2001年に部内の不祥事で1度は辞任したものの、2003年に復帰していた。この日の会見では「責任を痛感しています。責任の重さは重大。保護者会で辞任を報告した」と明かし、「原因は管理体制の甘さ」と話した。ただ、保護者会からは監督の辞任に対して反対の声が上がった。
新監督に就任する須江氏は仙台育英学園秀光中等教育学校で軟式野球部の監督を務めている。
(Full-Count編集部)