イチローFAのマ軍、外野“総解体”も イエリッチにパ軍など10球団強が興味か
イエリッチに「少なくとも10球団が打診」、パドレス地元紙がレポート
パドレスが、マーリンズのクリスチャン・イエリッチ外野手をトレードで獲得する可能性が浮上した。パドレスの地元紙「サンディエゴトリビューン」のデニス・リン記者が報じている。
同記者は「パドレスはマーリンズのクリスチャン・イエリッチについて問い合わせをしたいくつかの球団に入っている」とレポート。「すでにオールスター選手であるジャンカルロ・スタントン、そしてマルセロ・オズナをトレードしたマーリンズが、イエリッチを移籍させる準備ができているかは不透明である」としつつ、「もし、イエリッチが獲得可能になれば、マーリンズは大きな見返りを求めるだろう。少なくとも10球団がマイアミに話を持ちかけている」として、パドレスのほかにも複数の球団がイエリッチ獲得に興味を示していることを伝えている。
元ヤンキースのデレク・ジーター氏らのグループが買収したマーリンズは、チーム改革に着手しており、今オフにイチローをFAに。さらに、ジャンカルロ・スタントン外野手をヤンキース、マルセロ・オズナ外野手をカージナルスにトレードで放出した。昨季のレギュラー外野手であるスタントンとオズナ、そして4番手外野手だったイチローがチームを去ったが、イエリッチにまでトレード話が浮上。これが成立すれば、今季、チームを支えた外野陣4人全員がチームを去ることになる。
ただ、マーリンズはイエリッチをチームの中心に据え、チームを再建させたい方針。イエリッチ自身も、シーズン終了後には残留の意向を示していた。スタントン、オズナの放出で状況が変化したため、マーリンズサイドは近日中に再度イエリッチの意向を聞く方針だという。今後の去就が注目される。
(Full-Count編集部)