ロッテ内「もう少し欲しかった」も納得1000万円増 涌井FAは「励みになる」

契約更改に臨んだロッテ・内竜也【写真:細野能功】
契約更改に臨んだロッテ・内竜也【写真:細野能功】

4500万円で契約更改、退団の英二コーチに感謝「うまく使ってもらった」

 ロッテ内竜也投手(32)が15日、ZOZOマリンの球団事務所で契約更改に臨み3500万円から1000万円増の4500万円(金額は推定)でサインした。プロ14年目の今季はキャリアハイの50試合に登板。5勝1敗16セーブ11ホールドで防御率も2.94とチーム防御率4点台の投手陣にあって、抑えを中心にチームを支えた。

「もう少し欲しかったが、色々話して(判を)押しました。初めて1年間(1軍に)いて、何試合か(肘の張りなどで)投げられなかったが、来年は1年間投げ続けててほしいと言われた。(退団した)英二(投手コーチ)さんにうまく使ってもらって感謝している」

 大きな故障もなく投げ続けられた首脳陣の配慮も大きかったという。昨年は右肘痛で2か月離脱。2014年には5年連続の手術となる右肘、右足首にメスを入れるなど故障に泣かされ続けてきた。

「今年からワクさん(涌井)に紹介されていたところ(治療院)で治療をメインに筋力強化と(故障)予防のトレーニングに取り組んだ。(それが)1年間できたことに繋がった。来年は今までやってきた延長上で、新しいことにも取り組みたい」

 その僚友・涌井は海外FA権を行使して、大リーグを目指している。「向こうに行ってくれるのがいい。夢に向かって頑張っている姿を見るのは、こちらも励みになる」と羨ましさを感じながらも、涌井と自分自身にもエールをおくっていた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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