大谷獲得のエンゼルスが今オフ“勝ち組”1位 米敏腕記者が勝者と敗者を格付け
巨人からカージナルス移籍のマイコラスもランクイン
最大の目玉となった大谷以外にも、ジャスティン・アップトン外野手と再契約し、ブレーブスからトッププロスペクトのケビン・マイタン内野手、タイガースから強打の二塁手イアン・キンズラーをトレードで獲得。レッズからFAとなっていたザック・コザート内野手も補強した。エンゼルスは現時点で、今オフ最大の勝ち組となっている。
2位はマーリンズからヤンキース移籍を勝ち取った今季のナ・リーグMVP&本塁打王ジャンカルロ・スタントン外野手。ジャイアンツ、カージナルスというマーリンズにとっては魅力的なトレード材料を提示した2球団への移籍も浮上したが、トレード拒否条項があったため破談に。マーリンズからの強硬なトレード要請を「ブラフ」と一蹴し、希望の移籍を実現したことに記事では触れている。
3位はスタントン獲得という一大補強に成功したヤンキースがランクイン。そして、4位にはカージナルスからアスレチックスに移籍したスティーブン・ピスコッティ外野手が選ばれた。ALSという難病に苦しむ母親グレッチェンさんのために、セントルイスから実家に近いオークランド移籍という願いを叶えた。トレードを実現させた両球団への評価も高まっている。
5位はマーリンズからトレードでマルセル・オズナ外野手を獲得したカージナルス。また、イチロー外野手の移籍先候補に浮上しているパドレスは、ヤンキースとのトレードでブライアン・ミッチェル投手と三塁手のチェース・ヘドリー内野手を獲得し、ロイヤルズからFAとなったエリック・ホズマー内野手補強の機運の高まりから8位にランクインした。
その他、21位にダルビッシュ有投手獲得に全力を尽くすツインズが選ばれた一方で、巨人から2年1550万ドル(約17億4500万円)の総年俸でカージナルスに移籍したマイルズ・マイコラス投手も24位に選出。まだ去就は決着していないが、ドジャースからFAとなったダルビッシュ有投手は、カブスから同じくFAとなっらジェイク・アリエッタ投手とともに勝ち組の中では最下位の26位と27位に滑り込んでいる。
ヘイマン氏は「2、3の移籍先候補が浮上し始めている。中継ぎ陣が大型契約を手にしている事実を考えれば、二大エースはどんな契約をゲットするのか?」と、未だに新天地が決まらないFA市場の先発投手コンビについて言及している。