ホークス本多、現状維持1億8000万円で更改「12年間で一番悔しいシーズン」
来季が2年契約の2年目、ケガ以外での2軍落ちは「いい経験だった」
18日、ソフトバンクの本多雄一が契約を更改。来季は2年契約の2年目で、推定年俸は現状維持の1億8000万円となった。
今季の本多は出場62試合にとどまり、打率.213はキャリア最低の数字となった。不本意な1年を「12年の中で一番悔しいシーズンだった」と振り返った。それでも、「初めてケガ以外で2軍落ちをした。当時は嫌な思いも厳しい思いもあったが、今となっては野球人生においていい経験だったと思う。そういった意図の話を球団にして今はすっきりした」と笑顔を見せた。
通算350盗塁まで残り13。「今年の3盗塁という数字は情けない。試合に出て20、30走れるようにしたい」と改めて“鷹のスピードスター”としての復活を目指す。そのためにも打撃に磨きをかけたいという。
「このチームは打たないことには試合に出られない。走る、守るの前に打つことを頭に置いてトレーニングしていく。自主トレでは下半身の安定感を目指しながら、バッティングの時間を増やしたい」
シーズン終盤には一塁の守備練習を行う場面も見られたが、来季はあくまでも二塁の守備にこだわっていく。「複数のポジションができる選手は多いが、そっちにいくと自分に負けそうな気がするので、もう一度セカンドで勝負したい」と本多は話す。
来季は13年目を迎え、ベテランの域に達するが「一年一年が勝負。体重をしっかり増やして、もう一度強い打球を打てるように」と改めて3割打者の仲間入りを目指す。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)