右か左か目の錯覚か…謎の投手画の利き腕を巡り、MLB公式サイトが緊急投票
投手のシルエット壁画に「…どちらにも見える」
人間の目は意外とだまされやすい。有名なだまし絵「老女と少女」のように、目の付けどころを変えるだけで、脳は1つの物体をいろいろな形で認識する。そんな人間の目を惑わせる野球版“だまし絵”が、アメリカで話題になっている。
だまし絵を発見したのは、MLB.comでインディアンスの番記者を務めるジョーダン・バスティアン記者。クリーブランド郊外にあるショッピングモールで見たピッチャーのシルエット壁画の写真を「左腕に見える? 右腕に見える? ウチの妻は左腕、私は右腕だと思った」というキャプション付きでツイートした。確かに写真の壁画を見ると、石壁にピッチャーが投球フォームの途中にあるシルエットが印刻されていて、投手であることは分かるものの左腕か右腕かは分からない。
MLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」では、このツイッターを取り上げる特集を展開。「投手の背後から見ているとすれば右腕だが、正面を見ているとすれば左腕」と分析すると同時に、読者にアンケート投票を呼び掛けた。記事掲載から約12時間で5000を超える投票が集まり、その結果、右腕と答えたのは全投票の19%、左腕と答えたのが81%となり、圧倒的な「左腕」勝利となった。
バスティアン記者のツイートにも数多くの返信が寄せられ、ファンが熱い議論を沸かせた。
「右腕に見えるな。最初は左腕だと思った。脳は不思議だ」
「左腕だと思う。右腕だとしたら彼がどんな球を投げているのか想像できないよ」
「明らかに左腕だよ」
「もし彼がインディアンスのローテーションに入っているなら右腕だね」
「これは(両投げの)パット・ベンディッドだ」
「…見方によるな。どちらにも見える」
年の瀬の忙しさでフル回転の脳に“変化球”を投げた野球版“だまし絵”。あなたはどっちに見えるだろうか。