スタントン加入で計144発 田中将大に強力すぎる援軍トリオ「2.5人のアニマル」
スタントン&ジャッジの両リーグ本塁打王+サンチェス、ヤンキース驚異のトリオ
ヤンキースのゲーリー・サンチェス捕手が、ジャンカルロ・スタントン&アーロン・ジャッジの「両リーグ本塁打王コンビ」誕生を喜んでいる。米メディアの取材に対し、2人の大砲に自身も加えたトリオについて「2.5人のアニマルだ」と表現。メジャーNO1とも言える強力打線に確かな手応えを示している。
ヤンキースは今オフ、マーリンズからスタントンをトレードで獲得。ナ・リーグの本塁打王&打点王の2冠に輝いたMVP男とア・リーグ新人ジャッジによる最強大砲コンビが誕生した。2人合わせて、なんと今季111本塁打(スタントン59本、ジャッジ52本)。ただ、新ヤンキース打線の脅威はこの2人だけではない。
2015年に2試合のみ出場後、2016年に本格メジャーデビューを果たしたサンチェスは、53試合で20発という衝撃的なペースで本塁打を量産し、強打の捕手として一躍脚光を浴びた。今季は開幕直後に怪我で離脱しながらも、最終的には122試合出場で打率.278、33本塁打、90打点をマーク。メジャー通算成績は、177試合で打率.283、53本塁打、132打点と、捕手としては優秀すぎる数字が並ぶ。
地元紙「ニューヨーク・ポスト」は、サンチェスとヤンキースの新監督に就任したアーロン・ブーン氏が初めて会談したという記事を掲載。その中で、不仲説も報じられたジョー・ジラルディ前監督について「ジョーとはいつもうまくいっていた。彼がしてくれたこと全てに感謝している」と話しつつ、スタントンの加入を“大歓迎“している。
「我々のラインナップには2人のアニマルがいる。(自分も入れて)2.5人になるかもしれないね」
サンチェスも加えれば、今季計144発の超重量トリオが完成。強打の捕手は、自分については「0.5人前」と謙遜しつつも、確かな手応えを感じている様子。田中将大投手にとっても、強力すぎる援軍になることは間違いない。
今季はワールドシリーズ進出まであと1歩に迫りながら、アストロズに屈したヤンキース。左腕サバシアも残留が決まり、先発ローテーションが早くも固まるなど、準備は着々。来季は、“本命”のうちの1チームとして2009年以来の世界一へ挑むシーズンとなる。
(Full-Count編集部)