ホークス中田、1000万円減の8500万円で新たに単年契約「先発をもぎ取る」
4年契約が終了、100勝へ残り5勝も「高いレベルで争いができていることが一番」
23日、ソフトバンクの中田賢一投手が契約更改に臨み、1000万円ダウンの推定年俸8500万円で新たに単年契約を結んだ。
4年契約のラストイヤーは、18試合に登板して7勝6敗、防御率4.57の成績を残した。若手の台頭で先発ローテからは外れたものの、球団からは「1年間ケガなく、準備をしてもらった。来季は先発で頑張ってほしい」との言葉をもらったという。
「リリースポイントを安定させて、強い球を安定して投げられるようにしたい。そのためにオフには多めに球を投げていこうと思っている」と中田は話す。
「いい投手が多いので先発をもぎ取っていかないといけない。終盤はいい形で投げられていたが、登板機会をもらえなかったのでもっとアピールしていきたい」
プロ通算100勝まで残り5勝だが、「100という数字よりも、すごく高いレベルで(チーム内の)争いができていることが一番。開幕ローテに入れるように、キャンプでもう1つレベルアップしたものをみせていきたい」と、区切りの記録よりもローテ定着にこだわっていく。
ソフトバンクに移籍して4年が経過したが“無事これ名馬”を地で行くベテラン右腕。移籍直後の2桁勝利の再現を目指して、来季もシーズンを駆け抜ける。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)