広島丸は断トツ、パは…MLBで重視される“貢献度”で見た2017年NO1選手は?

パ・リーグMVPに選出されたソフトバンクのサファテ【写真:藤浦一都】
パ・リーグMVPに選出されたソフトバンクのサファテ【写真:藤浦一都】

サファテも救援ながら健闘、パの断トツ1位は…

【パ・リーグ】

▽野手
1、秋山翔吾外野手(西) 8.1
2、柳田悠岐外野手(ソ) 6.6
3、浅村栄斗内野手(西) 5.2
4、西川遥輝外野手(日) 5.1
5、源田壮亮内野手(西) 4.8
6、今宮健太内野手(ソ) 4.7
7、近藤健介捕手(日) 4.3
8、茂木栄五郎内野手(楽) 3.8
9、山川穂高内野手(西) 3.7
10、松田宣浩内野手(ソ) 3.5

▽投手
1、則本昂大投手(楽) 7.4
2、菊池雄星投手(西) 6.6
3、岸孝之投手(楽) 5.1
4、野上亮磨投手(西) 4.9
5、美馬学投手(楽) 4.3
6、千賀滉大投手(ソ) 4.1
7、山岡泰輔投手(オ) 3.9
8、リック・バンデンハーク投手(ソ) 3.9
9、東浜巨投手(ソ) 3.6
10、デニス・サファテ(ソ) 3.6

 野手では、長打力も上がった秋山が断トツ。丸と同様、こちらも走攻守全てにおいてチームへの貢献度は高い。2位の柳田にも1.5の差をつけた。ハイレベルな守備、走塁に加え、打撃でも上々の結果を残したルーキーの源田が5位。また、わずか57試合の出場ながら打率.413の近藤が7位、78試合の出場ながら後半戦に大ブレークした山川が9位となっている。西武は4選手が入った。

 投手では、4年連続奪三振王の則本が1位。最多勝&最優秀防御率の2冠に輝いた菊池を抑えた。西武からFAで巨人に移籍した野上は4位。ルーキーの山岡も7位と健闘している。

 また、優勝したソフトバンクは4選手がランクイン。先発投手に比べてイニング数、奪三振数が少なくなるクローザーのサファテが10位に入った。救援投手はWARでは不利なはずだが、ここからも圧倒的なパフォーマンスを見せていたことが伺える。従来の日本記録を大幅に更新する54セーブはまさに金字塔だった。

 WARで見れば、MVPは丸と秋山ということになる。ただ、異次元の投球を続けたサファテの受賞に異論を唱える人は少ないだろう。それだけ、今季のプロ野球において「キング・オブ・クローザー」の存在感は絶大だった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY