イチローにフィットする球団は? 米メディア分析「すべてが始まった場所に」
去就が注目されるイチロー
去就が注目されるイチロー外野手について米メディアが特集を組み、現状を分析している。
レジェンドの来季の動向を特集したのは米スポーツメディア「ファンラグ・スポーツ」。記事ではヤンキース時代の2013年以降、徐々に出番を減らしたことなどに触れ、マーリンズでもスタントン、イエリッチ、オズナに続く4番手の外野手だったことに言及。一方、各球団ともに控え選手の座に限りがあるとしつつ、フィットする新天地候補としてロッキーズやフィリーズ、ダイヤモンドバックス、ブルージェイズなどの名前を挙げている。
また「もしくはすべてが始まった場所に戻るのはどうだろうか。すなわちシアトル・マリナーズに。ギジェルモ・エレディアはいまだに肩のリハビリを行っており、テイラー・モッターは今季、非常に悪かった。どちらも打席でリーグ平均以上の活躍をすることはないだろう。イチローは自身のレガシーを強固なものにし、マリナーズのユニホームで引退することができるだろう」と伝えている。
反面で、各球団がイチロー以外にも補強の選択肢を持っていることにも触れ、「1年200万ドル(約2億2600万円)以上で彼と契約する球団はないだろう」と指摘。イチローのメジャー契約は各球団のGMの手に委ねられていると締めくくっている。
イチロー自身は今月23日にイチロー杯の閉会式に出席した際、子供たちとの質疑応答の中で「もちろん野球選手として来年もやりたい」と現役続行に改めて意欲を見せていた。ヤンキースからフリーエージェントとなった2013年のオフは去就決定まで長引き、マーリンズ入りが発表されたのは翌2014年1月28日。今オフはいつ、どのような形で決着するのか。その動向が注目される。
(Full-Count編集部)