米誌特集、松井秀喜氏は米殿堂候補に「残らない」も…実績は「見返す価値ある」
MLB公式サイトは「日米合算なら殿堂入りは現実的」
松井氏については、日本での輝かしい実績や、メジャー2年目の2004年に打率.298、出塁率.390、長打率.522、31本塁打という自己最高の成績を残し、WAR「5.0」をマークしたことなどを紹介。2006年の左手首骨折やその後の膝の負傷、そして、2009年のワールドシリーズMVPについても当然、触れている。
さらに、最後には日米通算で508本塁打、2655安打を記録していることを紹介。米国での野球殿堂入りは厳しいものの、日本では王貞治氏、野茂英雄氏ら過去に4人しかいない1年目での殿堂入りの可能性があると伝えている。
松井氏の殿堂候補入りについては、MLB公式サイトも26日(同27日)に特集記事を組んでおり、謙虚な人柄などについても称賛。そして、「日本と米国での成績を合わせてみると、彼は打率.293、出塁率.381、長打率.521、508本塁打、1500の得点と打点を記録している。クーパーズタウン(殿堂)行きが現実的であることがわかる。日本における野球の象徴であるサダハル・オウは入会していないが、野球はより国際的スポーツになるという考えがある。野球の殿堂もそれに従うだろう」と結論づけていた。
現実的には、「スポーツ・イラステレイテッド」が指摘するように、5%の得票率に達することも難しいかもしれない。ただ、日本で偉大な実績を残し、メジャーに挑戦する選手への見方は確実に変わってきている。そして、現在でもニューヨークで絶大な人気を誇る松井氏が、メジャー随一の名門球団ヤンキースで消えることのない大きなインパクトを残したことは確かだ。
(Full-Count編集部)