大谷が来季注目5新人筆頭に MLB公式サイト「リストのトップは他にいない」
メジャーでも“二刀流”実現を目指す日本人右腕に大注目
2017年のメジャーは、両リーグに現れた“超新星”が話題となった。2人の“超新星”とは、もちろん新人王に輝いたアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とコーディ・ベリンジャー(ドジャース)だ。単なる注目の新人ではなく、規格外の働きで攻守ともチームの核となり、プレーオフ進出に大貢献した2人の活躍ぶりは記憶に新しい。2018年もまた“超新星”の誕生が予想されるが、果たして誰に注目すべきか基礎知識を入れておきたいところだろう。MLB公式サイトでは「2018年を賑わす新人5選手のデビュー」と題した特集を組み、その筆頭としてエンゼルス入りした大谷翔平投手が取り上げられている。
注目新人リストで堂々のトップを飾った大谷は、子供の頃からの夢を叶えるべく、今オフに日本ハムからポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー移籍。“書類選考”や“直接面談”を経て、12月8日にエンゼルス入りを決めた。日本では前例のない投打の“二刀流”選手として成功。メジャー移籍後も“二刀流”の実現に尽力する方針だ。
メジャーではたびたび“二刀流”選手が出現したものの、本格的な二刀流として成功した例はほとんどない。かのベーブ・ルースも投手と野手を兼任した時期は短い。記事では、長い歴史を誇るメジャーでも二刀流の取り組みが珍しいことに触れつつ、「大谷がメジャーの舞台で何ができるのか、楽しみにしているのはエンゼルスだけではない」と、誰もが大きな関心を持っていることを指摘している。
記事では「このリストのトップを飾る選手は他にいるはずもない」と、真っ先に大谷をリストアップ。「大谷は投げられる。大谷は打てる。大谷は守れる」と絶賛した上で、「驚くべきは、まだ23歳だということ。ピークはまだこれからやってくるのかもしれない」と、さらなる期待を高めた。
その他に選出されたのは、ブレーブス外野手のロナルド・アクナ、ヤンキース内野手のグレイバー・トーレス、レイズ右腕のブレント・ハニーウェル、ホワイトソックス右腕のマイケル・コペックの4人。この中から期待通りに球界に衝撃を与えるような新人は何人誕生するのか。2018年の開幕が待ちきれない。
(Full-Count編集部)