清宮入団、大谷の移籍、泥沼10連敗…日本ハムの2017年10大ニュース
近藤は打率4割超をマークも腰痛で戦線離脱
○松本、横尾ら新星登場
若手選手の育成に定評がある日本ハム。今季も楽しみな若手が続々と1軍の舞台へ上がった。24歳の松本剛外野手が主力に定着し、115試合に出場して打率.274をマーク。同じく24歳の横尾俊建内野手は50試合で7本塁打を放ち「おにぎり君」の愛称で親しまれた。他にも、投手では上原健太、石川直也ら、野手では清水優心、石井一成、太田賢吾、森山恵佑らが登場。来季以降が楽しみだ。
○大谷太もも裏肉離れ
昨季終盤に負った右足首の故障のため、打者専念で開幕を迎えた大谷。だが、開幕直後の4月8日オリックス戦(京セラD)で左太もも裏を肉離れし、長期離脱を強いられた。約2か月半後の6月23日に1軍復帰。8月31日のソフトバンク戦で、ようやく投手としての“開幕”を迎えた。日本でのラスト登板となった10月4日のオリックス戦では、圧巻の2安打完封勝利を飾った。
○大型連敗
大谷の離脱、中田や有原ら主力の不振が重なり、チームは開幕から低迷した。4月14日の楽天戦に敗れてから、同26日のソフトバンク戦まで負け続けて、まさかの10連敗。前年日本一の球団が10連敗以上を喫するのは56年ぶりのことだった。栗山英樹監督が試合終了後に「オレの責任」と語り続けたことで、このコメントがファンの間に浸透した。
○近藤健介、打率4割超も…
主に3番を任された近藤健介捕手の打撃が絶好調。開幕から安打を量産し、47試合を経過しても4割台を維持。張本勲氏の持つ球団記録を更新した。だが、50試合を経過したところで腰部椎間板ヘルニアで戦列を離れ、手術も受けた。9月28日の楽天戦で復帰し、そこから7試合に出場。最終的には57試合に出場し、規定打席未到達ながら打率.413でシーズンを終えた。