FA上原浩治、去就決着はいつ? 来季へにじむ思い「このままの状態で来年を」
年内の練習終了報告「いい感じで終われました」
今オフ、カブスからフリーエージェント(FA)となった上原浩治投手が自身のツイッターで年内の練習を打ち上げたことを報告した。現状に手応えをつかんでいる様子で、「このままの状態で来年を、シーズンを…」と来季への思いをにじませている。
2013年にレッドソックスのワールドシリーズ(WS)制覇に貢献するなどメジャーを代表する救援投手として名を馳せてきた右腕は2017年にカブスと契約。救援の柱として期待を寄せられたが、9月2日の登板を最後にコンディション不良で離脱し、プレーオフのマウンドに立つことができなかった。
チームメイトがプレーオフを戦う裏では懸命にリハビリを継続。シーズン終了後に改めて来季の現役続行に意欲を見せ、移籍先を模索した。しかし多くのFA選手の去就が決着していな状況で、42歳ベテランの契約の話もいまだ聞こえてこない。
上原はここまでもトレーニングを行っており、先日も自身のSNSで「もういつでもブルペンに入れる状態まで仕上がりました」「ちょっと早過ぎかな…」と報告。そしてこの日は自身のツイッターで「年内の練習が終わりました」と綴り、「いい感じで終われました。このままの状態で来年を、シーズンを…」と新シーズンへの思いをにじませた。
来年4月で43歳になるが、その闘志は色あせない。2017年も9イニング当たりの奪三振率で10.47と高い数値を残しており、ストレートとスプリットを駆使して打者を翻弄する姿はファンを魅了する。米メディアで来季のメジャー契約を予想する声も上がる中、その去就はいつ、どのような形で決着するのか。越年が確実となった上原の動向が注目される。
(Full-Count編集部)