上原浩治は「クオリティ・パフォーマー」 米メディアは“まだやれる“と評価
42歳右腕はFA救援投手で2番手グループの評価「生命の兆しを見せた」
カブスからフリーエージェント(FA)となった上原浩治投手について、米移籍メディアはリリーバー部門における「クオリティ・パフォーマー」と、その実力を高く評価している。
「リリーフ市場で残っている選手を見てみよう」と特集を組んだのは米「ベースボール・ルーマーズ」。FA市場で「プレミアム・リリーバーズ」と最高評価に格付けされたのは、ロッキーズと契約したウェイド・デービス投手、そして、ロッキーズからFAになったグレッグ・ホランド投手、レッドソックスからFAになったアディソン・リード投手の3人だ。デイビスはロッキーズと3年5200万ドル(約58億6000万円)の契約を結び、残されたのはホランドとリードの2人となっている。
この3人に続く、2番手グループが「クオリティ・パフォーマー」だ。質の高いピッチングが期待されると格付けされた中に、上原が選出されている。
「右腕の中では、元クローザーのセルジオ・ロモ(レイズからFA)とコウジ・ウエハラは生命の兆しを見せた」としており、“まだやれる”との評価だ。「ウエハラはキャリアで2番目に悪い防御率(3.98)を記録した。また彼はすでに42歳だが、9回平均で10.5奪三振と与四球率2.5を記録」と、抜群の制球力と宝刀スプリットで見せるピッチングの好データを紹介している。
その一方で、記事では「ウエハラの未来は不透明だ。特に首の問題でシーズン終盤に欠場したことを考えれば」とも指摘。昨季終盤、体調不良でプレーオフを欠場した健康面を危惧している。また、ロモ、上原とともにカブスからFAとなったブライアン・ダンシング投手も「クオリティ・パフォーマー」で選出されている。
来季メジャー10年目の挑戦に向けて、日本でトレーニングを続ける上原。新天地で2018年も「クオリティ・パフォーマンス」を見せてくれるだろうか。
(Full-Count編集部)