最速153キロの19歳、5年目の和製大砲…楽天の2018年期待の若手
古川は昨季イースタンで8勝、内田は本塁打王、島井は盗塁王
○古川侑利投手
2013年ドラフト4位で佐賀・有田工から入団。最速153キロ、常時140キロ台中盤の真っ直ぐを投げ込む右腕だ。高いポテンシャルを秘め、2018年シーズンが5年目となる。昨季イースタン・リーグでは17試合8勝4敗、防御率2.81と上々の成績を残した。1軍でも5試合に投げたが、0勝2敗とプロ初白星はお預け。それでも10月5日のロッテ戦でサヨナラ負けを喫したものの、9回を完投。7安打3失点と好投しており、今季のローテ入りを期待させる。
○内田靖人内野手
2013年ドラフト2位で常総学院高から楽天に入団。1年目の2014年に1軍デビューを果たし、2016年には17試合でプロ初本塁打を含む2本塁打を放った。昨季は7試合21打席で1安打のみに終わったが、イースタン・リーグでは109試合で18本塁打を放ち、本塁打王に輝いた。2軍打率.234と粗さはあるものの、そのパンチ力は魅力的。茂木、島内が生え抜きでの2桁本塁打を達成しているものの、長距離砲というタイプではなく、内田には真の和製大砲としての期待がかかる。
○島井寛仁外野手
興南高、西原高、ビッグ開発ベースボールクラブ、熊本ゴールデンラークスを経て、2012年のドラフト5位で入団。2年目の2014年オフに育成契約となったが、今季から再び支配下契約となる。育成選手だった2017年はイースタン・リーグで61試合に出場し、105打数31安打の打率.295を記録。28盗塁はリーグトップで、イースタンのタイトルを獲得した。内田とは真逆のタイプでスピードが武器。2018年は6年目。1軍経験はないが、育成から再び這い上がってきた力に期待したい。
(Full-Count編集部)