ホークス甲斐、千賀との絆は今年もバッチリ? 「顔見てテンション上がった」

自主トレで千賀の球を受けるソフトバンク・甲斐拓也【写真:福谷佑介】
自主トレで千賀の球を受けるソフトバンク・甲斐拓也【写真:福谷佑介】

ファーム施設での自主トレ公開「意識して強化したいのはバッティング面」

 ソフトバンクの甲斐拓也捕手が9日、福岡・筑後市内のファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」で開始した自主トレを報道陣に公開した。朝9時頃からウォーミングアップをスタートさせると、キャッチボールや軽いノック、キャッチング練習、打撃投手相手のフリー打撃などで汗を流し「意識して強化したいのはバッティング面。タイミングの取り方だったり、フォームを見直して、振り込んでスイングスピードも上げていきたい」と、自主トレのテーマを掲げた。

 昨季は103試合に出場。打率は.232と低調だったものの、ゴールデングラブ賞とベストナインを受賞して飛躍の1年となり、オフは球団イベントなどに引っ張りだことなった。「ありがたいことに、今までと違うオフになりました」と大忙しだったようだが、「去年は出させてもらって、いろんな経験をさせてもらった。それを今年生かして貢献したい。正捕手を取ることを目標にしてやっていきたい。真の“要”になれるようにやっていきます」と浮かれる様子は一切感じさせなかった。

「HAWKS ベースボールパーク筑後」では、育成選手として同期入団し、昨季1年間バッテリーを組んだ千賀滉大投手も自主トレ中。この日、2018年になって初めて顔を合わせると、早速、千賀の行なっていたキャッチボールに“乱入”し、腰を落として“相棒”のボールを受けた。オフのイベントでも仲の良さを度々見せつけてきた2人だけに、甲斐は「今年初めて千賀に会って、顔を見てテンション上がっちゃいました(笑)。今年1番初めに千賀の球を取れてよかった」と笑顔を浮かべた。2018年も“育成同期コンビ”の絆は固そうだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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