キャンプが待ちきれない理由の筆頭に「大谷翔平」 MLB公式サイトが選出

エンゼルスに入団した大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルスに入団した大谷翔平【写真:Getty Images】

“二刀流”が実現すれば「そのインパクトは巨大」

 日本では2月1日に12球団が一斉にキャンプインするが、メジャーでは2月14日前後に30球団のバッテリー陣が五月雨にキャンプインを迎える。新チームの始動まで約1か月と迫ったところで、MLB公式サイトでは「スプリングトレーニングが楽しみな7つの理由」と題した特集記事を掲載。理由の筆頭として、エンゼルスに入団した“二刀流”大谷翔平の存在が挙げられた。

 例年よりも移籍市場の動きが遅いメジャーだが、それでも各球団はそれぞれに戦力アップを図り、新たな陣容で2018シーズンを迎える。球春到来を待ちきれない理由はたくさんあるが、記事では「7つの理由」をピックアップ。その筆頭に「ショウヘイ・オオタニ」の文字が並んだ。

 エンゼルス入りした大谷が注目される理由は、もちろん投打の“二刀流”実現への挑戦だ。日本ハムで過ごした5年間では、見事に“二刀流”が可能であることを証明。今季からは、憧れの舞台だったメジャーで“二刀流”に挑戦する。ご存じの通り、メジャーでは、かのベーブ・ルースが“二刀流”で鳴らしたが、それはおよそ1世紀も前のこと。以来、成功を収めた選手はおらず。寸評では「実現を疑っている人は多い。だからこそ、スプリングトレーニング以降、オオタニは最も興味深い話になる」と指摘。「もし彼が週に1度先発し、2?4回DHか野手として出場すれば、そのインパクトは巨大だ」と予測している。

 大谷の獲得だけではなく、外野手ジャスティン・アプトンと再契約、三塁ザック・コザートとFA契約、タイガースから二塁イアン・キンスラーをトレード獲得など、戦力補強に努めたエンゼルスは、ワールドシリーズ優勝に向けても好位置に付けている。果たして、その中で大谷がどう機能するのか、楽しみだ。

 その他の理由としては、マーリンズから昨季ナ・リーグMVPジャンカルロ・スタントン外野をトレード獲得し、昨季ア・リーグ新人王アーロン・ジャッジと夢の大砲コンビを結成させたヤンキース、レイズからジャイアンツへトレード移籍した三塁手エバン・ロンゴリア、世界一2連覇を目指すアストロズ、6人の新任監督、主力が今季限りでFAとなるオリオールズ、カーショー&トラウトが挙がっている。

 今後FA市場の動きが活発になれば、さらに見どころが増えるメジャー。2018年もエキサイティングなシーズンとなりそうだ。

(Full-Count編集部)

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