ホークス内川や2016年ドラフト目玉選手も パ・リーグの「年男」たち

5球団競合投手や、名球会目前の好打者も

【千葉ロッテ】
・佐々木千隼投手
・田村龍弘捕手
・宗接唯人捕手

 2016年のドラフト1位・佐々木。昨年の中盤は苦しんだものの、9月には完投勝利を含む2勝を挙げるなど4勝。史上初「5球団競合外れ1位」の確かな可能性を感じさせた。今年はローテーションの一角として、ロッテ先発陣に新しい風を呼び込んでくれるはずだ。

 苦しい戦いが続いた中でも、自己最多の132試合に出場した田村にも期待がかかる。井口新監督の下で扇の要として活躍し、恩師・伊東前監督への恩返しと、佐々木との年男バッテリーが実現する日もそう遠くはないだろう。

【オリックス】
・K-鈴木投手
・比嘉幹貴投手
・澤田圭佑投手
・黒木優太投手
・青山大紀投手
・山崎勝己捕手
・中島宏之内野手
・武田健吾外野手

 ベテラン・中島も年男だ。昨年は日本球界復帰後最多となる124試合に出場し、打率.285の好成績を残した。得点圏打率.294と、持ち前の勝負強さも取り戻しつつある。また、昨年はルーキーながらチーム2位タイの55試合に登板した黒木。平野佳寿がメジャーリーグに挑戦し、北海道日本ハムから増井浩俊が新しく加入するなど、転換期を迎えるブルペン陣の中で、昨年同様に勝利のバトンをつなぎたいところだ。

【福岡ソフトバンク】
・中田賢一投手
・田中正義投手
・攝津正投手
・内川聖一外野手
・真砂勇介外野手

 2度の最優秀中継ぎ、最多勝、沢村賞などを獲得した攝津は、長い間第一線でチームを支え続けた1人だ。しかし近年は、満足のいく成績を残すことができていない。同じ1982年生まれには、チームの精神的支柱で通算2000安打まで残り25本としている内川がいる。同世代の活躍に奮起し、再びチームの勝利に貢献することができるか。

 2016年ドラフト1位として大きな期待を背負って入団した田中。1年目の昨年は怪我に苦しみ、1軍のマウンドに立つことはできなかった。しかし、5球団競合の右腕が秘める潜在能力は未知数。福岡ソフトバンクは充実した育成環境を誇るチームでもあるため、長い目で見守りたいところだ。

 以上、パ・リーグ各球団に在籍する年男をリストアップした。エンゼルスの大谷翔平も1994年生まれの年男。自身の腕のみで生き抜く勝負の世界とはいっても、新たな気持ちでシーズンに臨むためには、それも良いきっかけとなるのかもしれない。これからチームを背負う選手、ベテランとして背中でチームをけん引する選手。それぞれの年男にとって、充実したシーズンにしてほしい。

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