大器の予感漂う2人の2年目右腕、2年連続2冠王…阪神の2018年期待の若手
才木は2016年ドラフト3位、小野は同2位、陽川は5年目
○才木浩人投手
大器の可能性を秘める公立高校出身右腕だ。2016年のドラフト3位で神戸市立須磨翔風高から入団。2017年はウエスタン・リーグで14試合に投げて1勝5敗、防御率4.88と芳しい結果は残せなかったが、身長188センチの恵まれた体格から投げ下ろす速球は最速で150キロを超える。まだまだ大きな伸びしろを感じさせる19歳だ。シーズン終盤には1軍デビューを果たし、秋のキャンプでも1軍に抜擢。金本監督からも高い評価を得ており、2年目となる今季は飛躍の可能性を秘める。
○小野泰己投手
虎のエースとなれるポテンシャルを秘める右腕。折尾愛真高から富士大学を経て、2016年ドラフト2位で入団。西武の山川、外崎、多和田らは大学の先輩にあたる。150キロ超の真っ直ぐを最大の武器とし、カーブ、スライダー、スプリットなども駆使する。5月21日のヤクルト戦で1軍初登板初先発すると、好投もありながら7連敗を喫した。ルーキーイヤーは2勝7敗、防御率4.35。すでに1軍で15試合に投げているが、今季は先発ローテに定着し、さらなる活躍が期待される。
○陽川尚将内野手
右の和製大砲候補。金光大阪高、東農大を経て2013年のドラフト3位で入団。1軍での実績はまだ乏しいものの、3年目の2016年にウエスタン・リーグで打率.301、14本塁打、62打点で本塁打&打点の2冠を獲得。2017年も打率.281、21本塁打、91打点の成績を残し、ファームでは2年連続2冠王となった。昨季は中谷将大が20本塁打を放って台頭したが、中谷に続く右の大砲候補と言えるだろう。
(Full-Count編集部)