「紫外線アレルギー」を克服しプロの世界へ オリ育成ルーキーが抱く使命感

医師からは「完治した」、まずは支配下が目標

 再発の可能性はゼロではない。ただ、担当の医師からは「完治した。大丈夫と言ってもらっている」とプロに入ってからも不安のない日々を過ごしている。ドラフト1位・田嶋らトップクラスの評価を受けて入団した同僚たちと2月1日から始まる春季キャンプに向け汗を流している。

 新人のドラフト5位・西村、育成4位・木須デソウザは同じポジションを争うライバルだが「技術、キャッチボール、スローイングなどレベルの差を感じていますが、自分のできることをしっかりとやっていきたい」と焦りはない。

 自らは克服できたが、今もなお「紫外線アレルギー」に苦しむ人々がいる。「病気のつらさは僕が一番分かっている。元気、勇気を与えられるように頑張っていきたい」。1年目で与えられた背番号は「123」。厳しいプロの世界を勝ち抜き、近い将来2桁の背番号を背負って、京セラドームのグラウンドに立つ。

(Full-Count編集部)

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