元Gマイコラスにかかる期待 カージナルスGM、獲得は「理に適った決断」
GMが明かした「決断」、マイコラス獲得は「奇妙に映るかもしれないが…」
メジャーでは2012年にデビューするも、通算37試合登板(10先発)で4勝6敗、防御率5.32と結果を残せなかった右腕は、2014年オフに日本行きを決断。巨人では、2015~17年の3シーズンでNPB通算62試合に登板し、31勝13敗、防御率2.18と好成績を残した。昨年末に自由契約となり、名門カージナルスと2年総額1550万ドル(約17億2100万円)で契約。日本で結果を残し、メジャーに返り咲いた。
会見では「日本に渡る以前は、直球とカーブ、時折スライダーという感じだった。日本でのシーズンを経て、もっと完成された投手になれたと思う」と振り返ったマイコラス。緩急を織り交ぜるなどして、投球の幅を広げたことを説明し、巨人ファンへの溢れんばかりの愛情も明かした。
メジャーでの実績だけを考えれば、リスクがあるようにも見えるが、モゼリアックGMは記事の中で「マイコラスのような存在の補強は、一部の人たちには奇妙に映るかもしれない。ただ、彼がチームにもたらしてくれること、特に先発陣に厚みをつける点において、2年契約を彼と結ぶことは我々にとって理に適った決断であった」と話している。ヤンキースの27度に次ぐ11度の世界一を誇る名門にとって、マイコラスは“切り札”的な存在となる。
野球熱が熱く、ファンの質が高いことでも知られるセントルイス。日本で進化を遂げたピッチングで期待に応え、結果を残してくれそうだ。
(Full-Count編集部)