米で最も権威あるスポーツ誌、松井秀喜氏の殿堂入り報じる「最年少選出」
米国野球殿堂入り候補にも名前、今年が有資格1年目
15日に平成30年度の野球殿堂入りが決まった元巨人とヤンキースの松井秀喜氏。候補1年目で日本球史を彩った並み居る偉人の仲間入りを果たしたことが、アメリカで最も権威あるスポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」電子版でも伝えられた。
「元ヤンキースのスター、ヒデキ・マツイが日本の野球殿堂入り」と題した記事では、松井氏が336票(得票率91.3%)を得て、史上最年少で殿堂入りしたことを紹介。さらに、候補1年目で殿堂入りしたのは、松井氏が史上6人目であることも伝えた。
松井氏は、巨人時代の1996年、2000年、2002年にMVPを獲得し、この間チームの日本一に尽力。2003年から戦いの舞台をメジャーに移した。ヤンキースでは7年プレーし、通算打率.292、140本塁打を記録。そのうち4シーズンで100打点以上を挙げた。記事では、2009年ワールドシリーズでは、驚異の打率.615、3本塁打、8打点の大活躍だったことにも触れ、日米通算本塁打は507本に及ぶことも紹介している。
2012年を最後に現役を引退した松井氏は、今年から米国野球殿堂投票の候補者となった。得票率75%を超えれば殿堂入りが決まり、5%を超えれば翌年も候補者としての資格を持つ。松井氏の場合、日米の成績を合算して考えるべきか否かが論点となっており、得票率5%を獲得するのも難しいのではないかと予想されている。
(Full-Count編集部)