米史上屈指の名捕手モリーナが2020年に引退宣言「あと3年。それで終わり」
2020年でカージナルスとの契約が満了、世界一3連覇も宣言
メジャー史上屈指の名捕手として知られるカージナルスのヤディアー・モリーナ捕手が、2020年のシーズンを最後に現役引退を予定していることが分かった。球団公式サイトが伝えている。
今季でメジャー15年目を迎えるベテラン捕手は、昨年4月のカージナルスと3年6000万ドル(約66億4400万円)で契約延長した。この契約が満了するのが2020年。現在35歳のモリーナは、取材に対して「あと3年。それで終わり」と答えたという。
記事によれば、契約延長を結んだ昨年4月に「いつまで現役を続けるのか」と質問されると「4年。今のところは」と答えており、今回の返事も前回を引き継いだものだが、以前よりも決意にあふれた口調だったそうだ。
すでに2度のワールドシリーズ優勝、8度のゴールドグラブ賞、8度のオールスター選出という輝かしい実績を築いたモリーナは、ベンジー、ホセという2人の兄もメジャー捕手として活躍。巧みなリードだけではなく、正確かつバズーカ砲のような勢いある送球で、ファンの目を楽しませている。
引退時期を決めたからと言って、老け込んではいない。充実のオフを過ごしているモリーナは抜群のコンディションで今季キャンプインを迎えられるようで「このまま3年間プレーできることを願うよ」と話したそうだ。また残り3年でワールドシリーズ3連覇の実現を狙っているようで「11月もしくは10月に(ワールドシリーズ優勝)トロフィーを持つのが待ちきれないよ。あと3回優勝するから」と力強く宣言したという。
輝かしいキャリアにゴールを設定した稀代の名捕手が、残り3年で積み上げるさらなる功績に期待したい。
(Full-Count編集部)