“3年後に引退“宣言の名捕手モリーナ、マイコラス&オズナ獲得に「いい仕事」

カージナルスのヤディアー・モリーナ【写真:Getty Images】
カージナルスのヤディアー・モリーナ【写真:Getty Images】

オズナには昨夏直接“オファー”!? マイコラスにも言及「日本から選手獲得できた」

 メジャー史上屈指の名捕手ヤディアー・モリーナ(カージナルス)が、2020年シーズンを最後に現役を引退する予定であることを明かした。昨年4月に結んだ3年6000万ドル(約66億4400万円)の契約満了後にユニホームを脱ぐ意向であると、米複数メディアが報じている。

 球団公式サイト上で「あと3年。それで終わり」と話した名手の勝利への執念は衰えておらず、新シーズンへ向けて、巨人から移籍したマイルズ・マイコラス投手、マーリンズからトレードされたマルセル・オズナ外野手ら新戦力の加入に手応えを示している。

 地元メディアの取材に応じ、オフシーズンの球団の動きについて問われたモリーナは「オズナはナショナル・リーグ最高の打者のひとりだ。嬉しく思うよ」と回答。マーリンズ時代にはイチローを師匠として慕い、大きな成長を遂げてリーグ屈指の打者となったオズナの移籍を喜んだ。

 実は、昨年夏の時点で「やあ、君をここへ連れてくるつもりだよ。僕たちには君が必要なんだ」と冗談交じりにオズナ本人に伝えていたというモリーナ。それが実現することとなり「カージナルスがトレードしたときは嬉しかったよ」と振り返っている。

 さらに、日本からの“逆輸入”選手についても言及。オズナの話題の後、モリーナは「あとは、日本から選手を獲得できた」と付け加えた。記者から「マイコラスか?」と聞かれると、「そうだね。彼らは良い仕事をしている」と即答。ローテーションの強化に確かな手応えを感じている様子だった。

 メジャーでは2球団で37試合登板(10先発)、4勝6敗、防御率5.32という実績だったマイコラスは、巨人での3シーズンで通算62試合に登板し、31勝13敗、防御率2.18と好成績をマーク。名門カージナルスと2年総額1550万ドル(約17億2100万円)の契約を結び、MLBの舞台に返り咲くこととなった。日本では緩急の付け方などを学び、投球の幅が広がったと地元メディア相手の記者会見で話していた右腕。メジャー屈指の捕手であるモリーナなら、その巧みなリードで持ち味を存分に生かしてくれるはずだ。

 球団公式サイトによると、モリーナは「11月もしくは10月に(ワールドシリーズ優勝)トロフィーを持つのが待ちきれないよ。あと3回優勝するから」と宣言したという。オズナ、そしてマイコラスは、名捕手とともに世界一へと突き進むことになる。

(Full-Count編集部)

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