オリックス新助っ人、困ったら「マシソンに連絡」 葛藤の末に日本行き決断
米での契約より日本選択、オリ新助っ人アルバース「チャンス逃したら後悔すると」
オリックスに加入するアンドリュー・アルバース投手が日本行きに関して葛藤があったことを地元メディアに語っている。カナダの野球専門サイト「ベースボール・ネットワーク」が伝えている。
2008年のドラフト10巡目でパドレス入りした左腕は2013年にツインズでメジャーデビューのチャンスを得ると、ブルージェイズや韓国プロ野球、ブレーブスなどを経て2017年途中にマリナーズへ移籍。3Aから8月にメジャーへと這い上がり、同15日のオリオールズ戦で5回1失点の力投で自身4年ぶりにメジャー白星をつかんだ。その後も勝利を重ねて通算9登板(先発6試合)で5勝1敗、1セーブ、防御率3.51とキャリア最高の成績を収めた。32歳の左腕はその後、オリックスと契約。「27」の番号を背負うことが発表された。
そんなアルバースは日本へと発つ前に地元カナダ・ノースバトルフィールドに戻り、後輩たちを指導したという。その様子を特集した「ベースボール・ネットワーク」は左腕が日本行きに葛藤を抱えていたことをレポート。昨夏以降、メジャーで白星を重ねたアルバースはマリナーズとの再契約も可能だったようで、それでも日本行きを決断したという。
アルバースは記事の中で「シアトルはまだ自分の(契約の)権利を保持していた。40人のロースターからも外すことはなかった。だから、そこから離れることはつらかった。昨年は手応えがあったんだ。有利な状況に身を置いていると思ったんだ。楽しいチームだった。ロッカールームでの選手たちが本当に好きだった。本当に楽しい時間だった」と回想。だが、新たなシーズンでは再び3Aで開幕を迎える可能性もあり、最終的に日本行きを選択したという。