スペイン地元紙までイチロー去就に注目 異例特集記事「次なる目的地は…」
スペイン地元紙「AS」が特集「MLBで見ることはできないかも…」
2001年にメジャーデビューしたイチロー外野手は昨季限りでマーリンズと契約満了となった。44歳を迎え、FAとして移籍先を探す背番号51の去就問題をスペインメディアが異例の特集。「全ては日出ずる国での引退を示唆している」と2000年シーズン以来のNPB復帰の可能性を報じている。
「イチロー・スズキのMLBでのキャリアは終わりに近づいている」と特集したのはスペイン地元紙「AS」電子版だった。サッカー至上主義のスペインで人気の低い野球がニュースになることはあまりに稀だが、日本の誇る安打製造機の去就問題は世界的にも注目を集めているようだ。
記事では「3月29日に開幕を迎えるシーズンでどの球団でもイチロー・スズキの姿をMLBで見ることはできないかもしれない」「契約するチームが見つからない場合、次なる目的地は彼の母国になる」と分析している。
イチローが50歳まで現役続行を熱望する一方で、昨年12月23日に故郷の愛知県西春日井郡豊山町の社会教育センターで開催された「第22回イチロー杯争奪学童軟式野球」の閉会式に出席した際に、「ペットショップで売れ残った大きな犬みたい」と自身を例えた発言も紹介している。