巨人の「8」、広島の「1」 チームの顔「1桁背番号」の“空席”事情
1桁空き番なしはロッテだけ、井口監督はそのまま「6」
◯オリックス 「2」「7」
「2」は2016年オフに原拓也が引退して以降は空き番。過去には三輪隆、馬場敏史らがつけた。糸井嘉男の代名詞的番号の「7」は16年オフの退団後は空き。過去には福本豊(1972~91年)がつけるなど、俊足強打の外野手が背負うイメージ。偉大な先輩に続く存在は現れるか。
◯日本ハム 「0」
日本ハムファンにとって「0」といえば松浦宏明を思い浮かべる人も多いのではないか。88年には15勝で最多勝をマークした。1988~94年まで背負い、その後は「11」に変更。松浦の後は、長冨浩志(97年)古城茂幸(1998~2006年)がつけた。07年以降は球団の方針として「0」をつけなくなった。
◯ロッテ なし
1桁台の背番号に空き番はない。昨季空いていた「4」はドラフト2位ルーキーの藤岡裕大(トヨタ自動車)が、退団したダフィーがつけていた「5」はドラ1の安田尚憲(履正社)が背負うのは期待の表れだろう。「6」は井口資仁監督が現役時代の番号をそのまま背負う。
【セ・リーグ】
◯広島 「1」「5」
「1」は“天才”前田智徳(1994~2013年)引退以降は空き番。古くは古葉竹識(1959~69年)、大下剛史(1975~78年)、山崎隆造(83~93年)ら偉大な名前が並ぶ。このチームの顔ともいえる番号をつける期待株は現れるだろうか。「5」は栗原健太(2006~15年)のイメージが強いが、ここ2年はルナ、ペーニャと外国人が背負った。衣笠祥雄の「3」、山本浩二の「8」は永久欠番。