ヤンキース右腕セベリーノがダルビッシュ獲得を後押し「彼のような選手必要」
スタントンの加入も大喜び「やってやるぞという気持ち」
メジャーではバッテリー陣のキャンプインまで1か月を切ったが、まだ所属先の決まらないフリーエージェント(FA)選手は多い。その代表格がドジャースからFAとなったダルビッシュ有投手だろう。今オフNO1のFA先発投手と言われるダルビッシュについては複数球団が獲得を検討していると伝えられているが、まだ大きな動きは見られない。アストロズはパイレーツから右腕ゲリット・コールをトレードで獲得、ダルビッシュの古巣レンジャーズはトップの先発投手の獲得に否定的見解を示すなど、獲得競争から“撤退”するチームも出てきた。そんな中、“値段が下がれば”獲得に向けて本気で動くと言われるヤンキースで、今季はエース獲得して期待される右腕ルイス・セベリーノが、ダルビッシュ獲得を後押しする発言をしている。
母国ドミニカ共和国に滞在中のセベリーノは、地元紙「ザ・レコード」の電話取材に応じ、ヤンキースのダルビッシュ獲得の可能性について問われると「そうなるよう願うよ。我々には彼のような選手が必要だ」と歓迎ムードだったという。昨季は31試合に投げて14勝6敗、防御率2.98とエース級の活躍を見せ、サイ・ヤング賞レースでは3位に入った右腕には、今季はさらなる飛躍が期待されている。
今オフは昨年に引き続き、母国で殿堂投手ペドロ・マルティネス氏の指導を受けながら、チェンジアップの向上とメカニクスの微調整に励んでいるという。もちろん今季の目標はワールドシリーズ制覇。世界一に向けて、チームが昨季ナ・リーグMVPジャンカルロ・スタントンを獲得した動きを大いに喜び、「やってやるぞという気持ちだよ。チームのみんなもそう感じていると思う」と新シーズンに向けて意気込みを語っている。
昨季は惜しくもリーグ優勝決定シリーズでアストロズに敗れたヤンキース。セベリーノが願うようにダルビッシュを獲得して、さらなる先発強化に取り組むのだろうか。
(Full-Count編集部)