打撃3部門は野村克也が独占、門田に松田&和田も…ホークス歴代投打5傑
鶴岡、王ら…プロ野球界を代表する選手たちが顔を並べる
最後にホークスに選手、指導者として在籍し、殿堂入りした野球人を紹介したい。
〇野球殿堂入り
1965年 鶴岡一人 選手・指導者
1979年 別所毅彦 選手
1981年 飯田徳治 選手・指導者、岩本義行 選手・指導者
1989年 野村克也 選手・指導者
1994年 王貞治 指導者
1995年 杉浦忠 選手・指導者
1999年 広瀬叔功 選手・指導者、古葉竹識 選手・指導者
2006年 門田博光 選手
2011年 皆川睦雄 選手
2014年 秋山幸二 選手・指導者
2016年 工藤公康 選手・指導者
強豪南海ホークスを作った鶴岡は、監督通算1773勝を挙げたNPB史上最多勝監督。別所は南海から巨人に移籍する際に問題となった「引き抜き事件」が有名だ。飯田は強打の一塁手でのち国鉄に移籍。岩本は戦前は南海、戦後は松竹などで活躍。大捕手の野村克也は選手、監督として功績を残した。
“世界の本塁打王”王貞治は監督としてホークスを引っ張った。南海の全盛期のエース杉浦、韋駄天・広瀬も殿堂入り。古葉といえば広島のイメージが強いが、選手生活晩年は南海でプレーし、コーチも務めた。40歳のMVP・門田博光、アンダースローの皆川の名前も。西武から移籍後に選手、監督として活躍した秋山幸二、同じく現役時代に西武から移籍し、現監督を務める工藤公康と続く。
大阪時代(南海、近畿日本)は1938年から1988年の51年、福岡時代(ダイエー、ソフトバンク)は今年で30年目。少しずつ歴史が書き換えられつつある。
(広尾晃 / Koh Hiroo)