衣笠&山本、北別府&大野 赤ヘルの歴史に残る名手たち…広島の歴代投打5傑
初代監督に名物オーナー…カープを支えた偉人が殿堂入り
最後に広島に選手、指導者として在籍し、殿堂入りした野球人を紹介したい。
○野球殿堂入り
1972年 石本秀一 指導者
1985年 白石勝巳 選手・指導者
1992年 廣岡達朗 指導者
1996年 衣笠祥雄 選手
1999年 古葉竹識 選手・指導者
2001年 根本陸夫 選手・指導者
2001年 長谷川良平 選手・指導者
2002年 山内一弘 選手
2003年 上田利治 選手・指導者
2003年 松田耕平 オーナー
2008年 山本浩二 選手・指導者
2012年 北別府学 選手・指導者
2012年 津田恒実 選手
2013年 大野豊 選手・指導者
2013年 外木場義郎 選手・指導者
2018年 金本知憲 選手
カープ初代監督の石本、巨人草創期の名遊撃手で広島初期には主力選手として活躍し、監督も務めた白石勝巳が早々に殿堂入りしている。廣岡達朗は巨人の内野手だが広島の呉出身で、引退後にカープでコーチを務めた。根本陸夫は広島の捕手からコーチ、監督と転身。のちに西武やダイエーではGM的な存在として手腕を振るった。
山内一弘は毎日・大毎、阪神で活躍した選手生活の晩年に広島でプレー。1971年に背番号「8」を山本浩二に譲った。上田利治は関西大時代に村山実とバッテリーを組み、プロでは広島の捕手に。若くして引退し、コーチとなる。のちに阪急で大監督となったが、昨年逝去。松田耕平は名物オーナーとして知られた。
今の広島は若手選手が中心で、このランキングにはほとんど入ってこない。それだけ、将来性があるということ。今後現役選手がどこまで食い込んでくるか楽しみだ。
(広尾晃 / Koh Hiroo)