米ジャイアンツ番記者が驚愕プラン提案「ダルと1年33億円で契約しては…」
来オフ再びFAも、投手有利な球場でダルビッシュの価値上がると指摘
今オフのフリーエージェント(FA)市場でNO1先発投手の呼び声が高いダルビッシュ有投手(ドジャースFA)だが、バッテリー陣のキャンプインまで1か月を切った現在も、今季の所属先は決まらないままだ。ツインズやカブスなど獲得に興味を示す球団は、代理人を務めるジョエル・ウルフ氏と引き続き連絡を取り続けているようだが、大きな動きは見られない。そんな中、ジャイアンツで長年番記者を務める米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のアンドリュー・バーガリー記者が、ジャイアンツに対して「ダルビッシュと年俸3000万ドル(約33億2000万円)で1年契約を結んではどうか」と驚愕の提案をした。
ここまで移籍先候補として名前が挙がらなかったジャイアンツに驚きの“進言”だ。バーガリー記者は「自分の小さな妄想」としつつも、ジャイアンツに対してダルビッシュに3000万ドルほどで1年契約をオファーしてはどうだろうかと提案している。ジャイアンツは今季年俸総額がすでにぜいたく税の対象制限額を超えているため、緊縮財政を敷く必要はない。今年の年俸総額が3000万ドル増えたとしても、1年契約であれば受けるダメージは大きくない。
同時に「ダルビッシュは1シーズンを投手有利な球場で過ごせば、価値を上げられるチャンスだ」とも指摘。1年契約を結んで再び今季終了後にFAとなれば、今オフは出費を抑えているドジャースやヤンキースといった資金が豊富なチームから大型契約を引き出せる可能性がある、というわけだ。さらに、来オフにはアストロズ左腕ダラス・カイケルらエース級の先発がFAとなるが、ジャイアンツで成績を伸ばせれば破格の契約を結べるという見解を伝えている。
ジャイアンツは長期的な財政負担を負うことなく、ダルビッシュは自分の価値が上がるであろうアイディアは「最高にクレイジーな考えではないと思う」と締めくくった。
5年以上の長期契約を結ぶとばかり思われていたダルビッシュだが、こういったウルトラCの契約を結ぶ可能性もゼロではないだろう。今後FA市場がどんな展開を見せるのか、引き続き要注目だ。
(Full-Count編集部)