田中将大がミズノ製グラブへの愛語る「革の質が本当にきめ細やかで好き」
ミズノとブランドアンバサダー契約を更新
ミズノは22日、ヤンキース田中将大投手とミズノブランドアンバサダー契約を更新すると発表した。契約更新は2018年4月1日からで複数年契約となる。
都内で開かれた発表記者会見に水野明人社長と登壇した田中は、2007年モデルからズラリと並んだ歴代グラブを見ると「たくさん使いましたね」と感慨深げに笑顔を浮かべた。その中でも印象に残っているのは、楽天で「リーグ優勝して日本一になったっていう思い深い年でもある。2013年が一番印象に残っています」と話した。
守備も大事にする田中は、グラブに対するこだわりも深い。何よりも大切にしているのは「革の質」だ。「しっとりしたような革が好きで、乾いたぱさぱさしたような革は余り好きじゃないんですけど、(ミズノ製グラブは)革の質が本当にきめ細やかで、ほどよい柔らかさもあって、それが本当に好き」と“ベタ惚れ”。「一番だと思って使い続けていますので、これから先もそれは変わらず使わせていただくと思います」と話すと、水野社長は「商品そのものを褒めていただくのは何よりも一番嬉しいこと。喜んでおります」と破顔した。
2018年モデルのこだわりは「ウェブの仕様」だという。手になじみやすい設計で、かつ革を細かくパンチしてウェブの模様を浮き上がらせた斬新なスタイル。田中は「何だ、あのグローブは?って思っていただけるようなグラブにはなっていると思う」と自信を見せた。
今季の目標として「チームの目標としては、やっぱりワールドシリーズ制覇っていうことが一番。自分自身の目標としては、1年間ローテーションを守って、なおかつコンスタントにいい投球をしていくことが一番」とキッパリ宣言した。水野社長に「投げる試合は全部勝利で」とリクエストされると「頑張ります…」と苦笑い。さらに「サイ・ヤング賞を取っていただければ、これ以上のことはないと思います」のエールを送られると大きくうなずいた。
今回のブランドアンバサダー契約の一環として、今後はミズノともに社会貢献活動にも積極的に取り組んでいくという。