バレンティンもトップ50入り 米メディアが歴代最高のバット投げを選出
米メディアが選ぶ歴代最高のバット投げ
試合を決める一発、決定的なアーチを描いた選手が見せる個性豊かなバット投げ。時に挑発行為として相手チームから反感を買い乱闘に勃発するケースもあるが、見ている者を虜にするパフォーマンスの一つでもある。そんなバット投げをこのほど、米メディアが「野球における最もエキサイティングな出来事の一つ」として特集。歴代トップ50を選出した。
同企画はMLBの専門テレビ局「MLBネットワーク」が行ったもので、公式ツイッターでも動画と共に歴代最高のバット投げトップ50を紹介。その中には日本で活躍する助っ人もランクインしており、2013年に日本新記録となる60本塁打を放ったヤクルト・バレンティンが35位に選ばれている。同選手が選出された場面は、オランダ代表として参加した昨年の第4回WBCプエルトリコ戦での一発。その際、バレンティンは打った瞬間に両手で自身の胸を叩き、歓喜の雄たけびを上げている。
またトップ10には、10位にバリー・ボンズ(ジャイアンツ)、9位にカルロス・ギーエン(タイガース)、8位にエドウィン・エンカーナシオン(ブルージェイズ)、7位にトニー・ペーニャ(インディアンス)、6位にカルロス・デルガド(ブルージェイズ)、5位にゲイリー・マシューズ(フィリーズ)、4位にトッド・フレイジャー(レッズ)、3位にアズドルバル・カブレラ(メッツ)、2位にホセ・バティスタ(ブルージェイズ)、1位にトム・ローレス(カージナルス)のバット投げが選ばれている。
2位のバティスタのバット投げは2015年ア・リーグ地区シリーズ第5戦で豪快な一発を放った直後のもので、特集記事を掲載したMLB公式サイトでは「“バット投げ”でまず最初に頭に浮かぶ」と象徴的場面として挙げている。また、1位のローレスは1987年ワールドシリーズ第4戦で放った3ラン直後のバット投げが選ばれており、記事では「自身の一打をほれぼれと眺める姿だけでなく、彼はその後のバット投げのスタンダードを定義してみせた」と評している。
果たして2018年シーズンも記録、記憶に残るバットフリップは生まれるのか。打った直後のパーフォーマンスにも注目だ。