鳥谷の藤田超えなるか、投手部門は村山圧倒…阪神の歴代投打5傑
投手猛者には若林、村山、江夏ら、最強助っ人はメッセンジャー
投手成績を見てみよう。
○通算勝利数5傑
1.若林忠志 233勝(1936-49年)
2.村山実 222勝(1959-72年)
3.小山正明 176勝(1953-63年)
4.江夏豊 159勝(1967-75年)
5.渡辺省三 134勝(1953-65年)
若林忠志はハワイ出身の日系2世で、「七色の変化球」と言われた技巧派だ。村山実は江夏豊と共ににV9時代の巨人に立ち向かったエース。小山は「針の穴を通す」と言われた制球力の持ち主だったが、山内一弘との「世紀のトレード」で東京に移籍した。現役では98勝の能見が最多だ。
○通算奪三振数5傑
1.村山実 2271個(1959-72年)
2.江夏豊 2224個(1967-75年)
3.小山正明 1944個(1953-63年)
4.メッセンジャー 1271個(2010年-)※
5.山本和行 1252個(1972-88年)
村山実、江夏豊、小山正明、昭和の名投手に続いてメッセンジャーがランクイン。今季が9シーズン目になり貢献度の高さがわかる。山本和行は昭和後期に先発、救援で活躍した左腕投手。
○通算セーブ数5傑
1.藤川球児 223(2000-12年、2016年-)※
2.山本和行 130(1972-88年)
3.中西清起 75(1984-96年)
4.田村勤 54(1991-99年)
5.久保田智之 47(2003-13年)
5.ウィリアムス 47(2003-09年)
セーブは1975年に導入されたので、それ以降の投手だけを取り上げた。「JFK」と言われ、勝利の方程式を作った藤川、久保田、ジェフ・ウィリアムスの名前が並んでいる。藤川はNPB通算でも6位のセーブ数だ。