日ハム斎藤佑が自主トレ公開 30歳シーズンに背水の覚悟「結果を出すだけ」
都内のジムで自主トレ公開「キャンプまでやり残しがないように」
日本ハムの斎藤佑樹投手が24日、都内にあるトレーニングジム「トータルワークアウト」で行った自主トレを報道陣に公開した。走路の角度を変えられるトレッドミルを使用し、かつて故障した股関節周辺の強化、可動域を広げるメニューや、レンズが発光するゴーグルを着けて行うトレーニングなどを実施。トレーナーのケビン山崎氏が斎藤用にアレンジしたトレーニングで汗を流した。
早大から2010年のドラフト1位でプロ入りし、今季で8年目を迎える斎藤。シーズン中には30歳となる。昨季は6試合に投げ、1勝3敗。毎年、期待を集めながら、それに応えられないシーズンが続いている。年齢的にも、置かれた状況は厳しくなっていくだけに「テーマはシンプルです。結果を出すこと、1勝でも多くすること。まずは開幕1軍、そしてシーズンを通して一生懸命、1試合でも多く投げられるように必死に頑張ります」と危機感を募らせる。
キャンプインの2月1日まで、あと1週間ほど。これまでに痛めてきた右肩、左腹斜筋、そして股関節といった肉体面に不安はない。「この時期の(調子が)良い悪いは関係ない。結果を出すだけ、やるだけ。キャンプまでにやり残しがないように、日々思い出しながらやっています」と語る斎藤の表情は決意に満ちていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)