松井氏評価の記者は「類のない貢献に魅力」 発表間近、米殿堂入りは果たして
2018年の米国野球殿堂入りは果たして
2018年の米国野球殿堂入り選手が24日(日本時間25日)に発表される。現地メディアでは所属記者の投票結果を公開し始めており、ESPNでは10人の記者の投票結果を公表。その中で今年候補入りした松井秀喜氏に1票が投じられている。
有資格1年目ではチッパー・ジョーンズ氏やジム・トーミ氏らが本命視される中、ヤンキースなどで活躍した松井氏も初めて候補入りしており、その動向が注目される。
そんな中、ESPNが公開した所属記者10人の投票(1人につき10選手まで投票が可能)の結果ではチッパー・ジョーンズ氏※、トレバー・ホフマン氏がそれぞれ10票、ジム・トーミ氏※、ブラディミール・ゲレーロ氏、エドガー・マルティネス氏がそれぞれ9票、マイク・ムッシーナ氏が7票、バリー・ボンズ氏、ロジャー・クレメンス氏がそれぞれ6票、カート・シリング氏が5票、オマー・ビスケル氏※が4票、ジェフ・ケント氏が3票、フレッド・マグリフ氏、ビリー・ワグナー氏、サミー・ソーサ氏がそれぞれ2票、ラリー・ウォーカー氏、ゲイリー・シェフィールド氏、マニー・ラミレス氏、松井氏がそれぞれ1票となっている(※は有資格者1年目)。
松井氏に票を投じたダン・グラジアノ記者は計9選手に投票しており、松井氏に入れた理由について「類のない貢献をした選手に魅力を感じる。日本におけるマツイのスター性やMLBでのパフォーマンスは評価に値すると思う。イチローが候補になれば、我々は彼の日本球界そしてMLBでの功績について考えるだろう。彼がここに来た時、マツイ以上のスターは日本にいなかった。彼が与えた衝撃は認知されており、注目に値するに十分な歴史がある」と説明し、その功績を称えている。
殿堂入りは75%以上の得票が条件となり、5%未満の選手は候補から外れる。今年は楽天でもプレーしたアンドリュー・ジョーンズ外野手ら19選手が新たに候補入りし、“ステロイド時代”の象徴ともされるクレメンス氏、ボンズ氏らの動向も気になるところ。果たしてどのような結果となるのか、注目だ。