松井氏4票獲得も1年で米殿堂資格失う ホフマン、ゲレーロら4人が殿堂入り
C.ジョーンズ、トーミが有資格1年目で殿堂入り
全米野球記者協会(BBWAA)は24日(日本時間25日)、2018年米国野球殿堂入り候補の投票結果を発表し、元ヤンキースの松井秀喜氏は得票率0.9%(4票)で1年で候補資格を失った。日本では候補資格を得て1年目で殿堂入りを果たしたが、日米両国での殿堂入りとはならなかった。得票率75%以上で殿堂入りを決めたのは、チッパー・ジョーンズ(元ブレーブス)、ブラディミール・ゲレーロ(元エクスポズなど)、ジム・トーミ(元インディアンスなど)、トレバー・ホフマン(元パドレス)。ジョーンズとトーミは有資格1年目での殿堂入りとなった。
2014年の野茂英雄氏に続き、今年度日本人で2人目の候補者となった松井氏は、ヤンキース、エンゼルス、アスレチックス、レイズで10年プレー。ヤンキース時代の2009年にはワールドシリーズで日本人初となるMVPを獲得し、世界一に貢献した。2012年を最後に引退するまで、メジャーでは通算打率.282、1253安打、175本塁打、760打点の成績。オールスターにも2度選出された。巨人で10年プレーした日本時代には、通算打率.304、332本塁打、889打点を記録した。松井氏は日米通算507本塁打を誇るが、今回はメジャーでの成績のみ考慮されるため、殿堂入りはならなかった。
殿堂入りはBBWAAに10年以上所属する記者の投票で決まり、得票率75%以上が必要となる。5%に満たない場合は翌年から候補者資格を失う。