ブルワーズ移籍のイエリッチが古巣ファンへ惜別「ここが原点。ありがとう」
共に育ったスタントンとオズナは「生涯の友」
25日(日本時間26日)、マーリンズからブルワーズにトレード移籍したクリスチャン・イエリッチ外野手が自身のインスタグラムを更新し、古巣チームメイトとファン、そして戦友でもあり親友でもある2人にメッセージを送った。
昨季終了後に元ヤンキースのデレク・ジーター氏ら新オーナーを迎えたマーリンズは、現在チーム再建の真っ最中。赤字財政を是正するため、大型契約を持つ主力をトレードで大量放出し続けている。これまで昨季ナ・リーグMVPのジャンカルロ・スタントン外野手をヤンキース、球宴二塁手のディー・ゴードン内野手をマリナーズ、マルセル・オズナ外野手をカージナルスへトレード放出。そして、この日はクリスチャン・イエリッチ外野手を4人の若手有望株と引き換えにブルワーズへ送った。
スタントン、ゴードン、オズナの3選手がトレードされた後、自らもトレード志願したと伝えられるイエリッチは、移籍が正式発表されると自らのインスタグラムを更新。メジャー屈指の外野トリオと呼ばれたスタントンとオズナと共に、勝利を喜んでジャンプする写真を掲載し、長文のメッセージも添えた。
「僕たちはみんな同じ球団で育ち、仲間としてチームとして、キャリアを通じていい時も悪い時も一緒に経験した。この球団で生涯の友を得られた機会に感謝しているよ。いつも平穏だったわけじゃないし、時には正しくない言動もあった。でも、互いのため、マイアミという街のため、そしてファンのために、全てを水に流してきた。
ファンのみんな、みんなが動揺するのは分かるし、僕たちがここで残した結果や目標を達成できなかった事実を振り返るのは辛い。チームメートのみんな、君たち全員と一緒にプレーできたことを本当にうれしく思うよ。活躍を祈っている。僕らはずっとファミリーだ。マイアミの街とファンのみんなは、僕にとっていつまでもスペシャル。だから、何があってもここが僕の原点なんだ。心の底からありがとう!」
イエリッチが綴った心からのメッセージにファンも心を動かされたようで、コメント欄には応援メッセージが溢れた。
「願わくばいいチームに成長して、君を取り戻したいよ」
「ミルウォーキーで頑張って」
「マーリンズのユニフォームを着ている姿を見れないのが寂しいよ」
「いつまでも君のファンだよ」
「成功を祈っているよ、ありがとう、イエリッチ」
優勝こそできなかったが、イエリッチがマイアミで披露したプレーの数々は、いつまでもファンの記憶に残るだろう。