マーリンズ幹部が驚愕チャレンジで寄付募る 7日間7大陸7マラソンに挑戦

マーリンズのマイケル・ヒル強化担当責任者【写真:Getty Images】
マーリンズのマイケル・ヒル強化担当責任者【写真:Getty Images】

ヒル強化担当責任者が驚愕のレースにチャレンジ

 主力選手を次から次にトレード放出し、チームをゼロから再建しようとしているマーリンズ。スタントン、オズナ、ゴードンに加え、25日(日本時間26日)にはクリスチャン・イエリッチ外野手をブルワーズにトレードするなど、マイケル・ヒル強化担当責任者にとって忙しいオフが続くが、1月末から1週間ほどは大きな動きはないと思ってよさそうだ。ヒル氏はマーリンズの前球団社長デービッド・サムソン氏ら総勢16人で、1月30日から7日間で7大陸を舞台に7つのマラソンを走るという驚愕のチャリティーイベントに参加するという。地元紙「マイアミ・ヘラルド」が伝えている。

 なんとも驚きのチャレンジだ。発案者は元球団社長のサムソン氏で、7日間で7大陸を舞台に7つのマラソンを走る「ワールド・マラソン・チャレンジ」を知った時に、実行を即決したという。このチャレンジは、まず1月30日は南極大陸、31日は南アフリカ共和国のケープタウン、2月1日はオーストラリアのパース、2日はアラブ首長国連邦のドバイ、3日はポルトガルのリスボン、4日はコロンビアのカルタヘナ、そして最終日の5日はマイアミで、それぞれフルマラソンを走るという仰天企画。大陸間を飛行機で移動しながら、7日間で7度のフルマラソンを走るという離れ業だが、この企画に賛同する人々から200万ドル(約2億1700万円)を集め、11のチャリティー団体に寄付するという。

 サムソン氏の結成したチーム「ホールド・ザ・プレーン(飛行機を待たせて)」には16名が参加。マーリンズからはヒル氏の他にも用具担当のジョン・シルバーマン氏、球団OBでテレビ解説を務めるジェフ・コーナイン氏が、驚きのチャレンジに挑む。記事によれば、一般の参加者は4万4000ドル(約477万4700円)を支払って参加するが、チーム「ホールド・ザ・プレーン」の参加費は匿名の篤志家がすべてカバー。「ワールド・マラソン・チャレンジ」のホームページ上で集まった寄付の中には、10万ドル(約1085万円)の寄付に加え、サムソン氏が入院することになったら20万ドル(約2170万円)、死亡したら30万ドル(約3255万円)を追加寄付するという申し出もあったそうだ。

 マラソンやアイアンマンレースに参加経験のあるサムソン氏に加え、ヒル氏もこれまで8度フルマラソンを走ったことがあるという。2015年から始まった「ワールド・マラソン・チャレンジ」は、これまで59人が7つのマラソンを完走したというが、果たしてヒル氏、サムソン氏、コーナイン氏らの結果は?

(Full-Count編集部)

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