デビュー戦初勝利&初HRの経験者 マエケンが大谷の「ド派手」デビュー予言
昨季はポストシーズンで中継ぎを経験も「先発として最後まで」
ドジャースの前田健太投手が26日(日本時間27日)、エンゼルスへの移籍が決まった大谷翔平投手の活躍に太鼓判を押した。この日、22日から行われているシーズンオフ恒例の「ドジャース・コミュニティ・ツアー」最終日イベントに、デーブ・ロバーツ監督、エースのクレイトン・カーショー投手らと参加した。
イベント終了後に取材に応じると、メジャー3年目となる2018年について「相手との対戦も増えてきますし、簡単にはいかないことが増えてくると思う。そこでしっかり抑えていけるように成長していかないといけないなと思っています」と語った前田。昨季はワールドシリーズでアストロズに敗れ、ワールドチャンピオンの座を逃し、自身もポストシーズンは中継ぎとしての役割を任された。大車輪の活躍を見せたものの、それが本望とは言えず「それ(ローテを1年守ること)がベストなので、先発として最後まで投げていけるように頑張りたい」と、再び先発として輝きを放つことを目指している。
話題はエンゼルスへの移籍が決まった大谷翔平にも及んだ。二刀流右腕は入団会見で「初勝利と初本塁打を一緒の試合で出来ること」を掲げていたが、それをすでに実現しているのが前田。2016年4月6日のパドレス戦でメジャーデビューを飾ると、4回にレストスタンドへ初本塁打を放った。チームは勝利を飾り初勝利&初本塁打を同時に達成した。
「僕とは期待度が違うと思うので。向こうは打席でも期待されていると思いますし、僕は期待されていない中で打ったので、驚きが大きかったと思いますけど、大谷が打っても誰も驚かないと思う。二刀流で期待されているので活躍してくれれば、日本人として嬉しい。日本人みんなが活躍を楽しみにしているので。ド派手なデビューを飾ると思いますけどね」と、センセーショナルなデビュー戦を飾ると“予言”した。
このオフには大谷のほかにも、平野佳寿がダイヤモンドバックスに、牧田和久がパドレスに加入。ダイヤモンドバックス、パドレスは、ドジャースと同じナショナルリーグ西地区に属しており「すごく楽しみですね。ポジション的に僕が直接対戦することはそんなに多くないと思うので、同じ地区にいるということが日本人として嬉しく思います」と対面を心待ちにしていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)