野茂と新人王争い 有資格1年目で米殿堂入りの名手が球史に刻んだ偉業
1409三振を上回る1512四球、背番号「10」はブレーブス永久欠番
チッパー・ジョーンズは19シーズンにわたってブレーブスでプレー、1996年から8年連続で100打点。1999年には45本塁打、110打点、126四球、打率.319でMVPを獲得している。36歳になる2008年には打率.364で首位打者を獲得した。
勝負強い打撃に加え、リーグ屈指の選球眼。通算でも1512四球1409三振と、三振数を上回る四球を得た。
2012年のシーズン前に今季限りでの引退を表明、ファンに惜しまれながら40歳で引退した。背番号「10」は、ブレーブスの永久欠番になった。
通算成績は
2499試合8984打数2726安打468本塁打1623打点150盗塁、打率.303
MVP1回、シルバースラッガー賞2回、オールスター選出8回、2006年と2009年にはWBC代表にも選ばれた。スイッチヒッターとしては468本塁打は歴代3位。打率は左打席で.303、右打席で.304。左打席で361本塁打、右打席で107本塁打。右打席でも左打席でも変わらぬパフォーマンスを発揮、生涯打率.303はスイッチヒッターとして1位。
その実績から、候補になれば即、殿堂入り間違いなしと言われたが、予想通り97.2%の高い得票率で殿堂入りを果たした。