最速155キロのドラ7右腕ら新人5人が抜擢 楽天1軍キャンプで期待の若手

楽天・藤平尚真【写真:荒川祐史】
楽天・藤平尚真【写真:荒川祐史】

昨季は夏場まで首位も…急失速で優勝を逃した楽天の鍵握る若手選手

 2018年のプロ野球シーズン到来が、ついに目前に迫ってきた。12球団が一斉にキャンプインする2月1日まで、あと1日。いよいよ球春到来。ファンにとって待ちに待った季節がやってくる。

 去る2017年。夏場までパ・リーグを盛り上げたのは、楽天の存在だった。開幕から好調を維持し、ウィーラー、ペゲーロ、アマダーの助っ人トリオを中心に首位を快走した。だが、夏場に故障者が重なったことなどもあって急失速。ソフトバンクだけでなく、西武にもかわされ、結局、3位でペナントレースを終えた。

 クライマックスシリーズでもファイナルステージに進出し、2連勝スタートを切ったものの、そこからの3連敗で敗退。レギュラーシーズンも、ポストシーズンも悔しさの残る結末となった。2018年は、日本一となった2013年以来のリーグ制覇に再度挑む1年となる。

 その楽天の春季キャンプは、1軍、2軍ともに、まずは沖縄の久米島(1軍は久米島野球場、2軍は仲里球場)でキャンプイン。1軍は2月11日まで1次キャンプを行うと、2月13日からは沖縄本島の金武町ベースボールスタジアムで2次キャンプへ。2軍は18日まで久米島でキャンプを続ける予定となっている。その1軍キャンプには、ドラフト1位の近藤弘樹投手ら5人の新人が抜擢。ここではキャンプで1軍に抜擢された期待の若手(1軍通算10試合出場未満)を紹介していこう。

○近藤弘樹投手(22歳、新人)
 安佐北高から岡山商科大を経て、2017年のドラフト1位で楽天に入団。身長186センチ96キロの恵まれた体格を誇る本格派の右腕で、ストレートは常時140キロ台後半、最速は153キロをマークする。先発ローテの層を厚くする投手として期待され、1軍キャンプスタートとなった。

藤平はルーキーイヤーに3勝、今季はローテに入って活躍を

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