田中将大が米5年目に向けて出発 大谷との対戦楽しみ「もちろんあります」
メジャー1年目の大谷にアドバイス「全てに柔軟に対応できればなんとかなる」
ヤンキースの田中将大投手が1日、メジャー5年目のシーズンに向けて日航機で渡米する。出国前に搭乗ゲート近くで会見に臨んだ右腕は、多数の一般乗客も見守る中で「昨シーズンは特に不安定なシーズンだったので、今年はコンスタントに1年間ローテを守って、チームに少しでも貢献できれば」と話した。
2014年からヤンキースでプレーする田中は、4年目が終わった昨季終了後に契約を破棄してフリーエージェントになれるオプトアウト権を行使せずに残留。今季も伝統のピンストライプで、ワールドシリーズ制覇を目指す。昨季は序盤に状態が安定せず、30試合で13勝12敗、防御率4.74の成績だったが、プレーオフでは3試合に投げて2勝1敗、防御率0.90という破竹の活躍を見せた。
メジャー5年目を迎える今季、もちろん目指すは世界一。同時に日本人メジャー投手初となる4年連続開幕投手、そして先発投手の目標とされる200イニング到達に注目が集まる。開幕投手は昨季ブレイクしたルイス・セベリーノ投手がライバルと目されるが、「今年はここ数年の中では1番の強敵がいる。まあ、敵ではないですけど(笑)。そこは狙って調整したいです」と意欲を見せた。
今年メジャー1年目で注目を集める大谷翔平投手には「日本と国も文化も違うので、いろんなことが違って当たり前。そう思っていれば全てのことに柔軟に対応できる思う。でも、彼はそういうのも持ち合わせていると思うので、彼なら上手く出来ると思います。僕はそれが大事だと思います。」とアドバイスを送りながらも、心配はしていない様子。4月27日(日本時間28日)から敵地3連戦で対戦予定で、「(対戦の楽しみは)もちろんあります。いきなり4月に(対戦)カードがあるので。どんな形になるかわからないですけど、そこまでしっかりその場にいないといけないとは思います。」と話した。
ヤンキースはオフに昨季ナ・リーグMVPのジャンカルロ・スタントン外野手をトレードで獲得するなど万全の補強を図った。悲願の世界一に向け、田中が海を渡る。
(Full-Count編集部)