A組大抜擢のホークス高卒2年目捕手、武田&岩嵜に「緊張した」

A組大抜擢のソフトバンク・九鬼隆平【写真:藤浦一都】
A組大抜擢のソフトバンク・九鬼隆平【写真:藤浦一都】

秀岳館高から16年にドラフト3位で入団の九鬼、武田には「まっすぐが違う」

 ソフトバンクの春季キャンプでA組に大抜擢された高卒2年目の九鬼隆平捕手。栗原陵矢とともに高谷裕亮、甲斐拓也に続く1軍の3枠目を狙う。

 初めてA組で迎えるキャンプも初日は雨天のために短縮メニューとなったが、主力選手中心のメンバーの中でさすがに緊張の色は隠せない。ブルペンでは岩嵜翔や武田翔太の球を受け「緊張した」という初日を終えた。

 岩嵜の球は「フェニックスリーグのブルペンで受けたことがあった」という九鬼だが、武田とは“初バッテリー”。背番号18をつけての初ブルペンで武田も気合が入っていたのかもしれないが「まっすぐが違う」とただただ感心。初日からA組のレベルの高さを実感したようだった。

 九鬼は秀岳館高から2016年にドラフト3位で入団。ルーキーイヤーの昨年は2軍戦で21試合に出場し43打数11安打3本塁打9打点、打率.256の成績を残しオフには台湾で行われたウィンターリーグに参加。昨オフにはベテランの鶴岡が日本ハムに移籍し、A組キャンプに抜擢された九鬼にとってはチャンスの年ともいえる。

 天気が回復すれば厳しい練習メニューが待っているが「早く(A組に)馴染めるように必死にがんばろうと思います」と力強く語って帰りのバスに乗り込んだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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