ハム栗山監督に“うれしい悩み” 予想超える補強に「5人をどうしたら一番…」
マルティネス、トンキン、ロドリゲスがブルペン揃い踏み
日本ハムの栗山英樹監督がうれしい悩みに直面した。アリゾナキャンプ2日目を迎えた2日(日本時間3日)、今季から加入した新外国人ニック・マルティネス投手、マイケル・トンキン投手、ブライアン・ロドリゲス投手が揃ってブルペン入り。3人が投げる様子を視察し「思った通りでした。いいですね」と話した指揮官は、同じく新加入のオズワルド・アルシア外野手、4年目を迎えるブランドン・レアード内野手と合わせ「外国人5人全員使えるんで、この使い方が多分、相当問われるだろうな、と」と語った。
この日のブルペンでは外国人3投手が揃い踏みした。NPB球は「少し小さめに感じる」というロドリゲスは「悪くなかった」と58球を投げ、約40球を投げたトンキンは「早い段階にしてはいい仕上がり」とうなずく。メジャー17勝のマルティネスは最も少ない約30球をだったが、栗山監督は「本当にちゃんとしている。ちゃんとし過ぎているから…」と真面目な練習態度を褒めつつも、“飛ばしすぎ”を気遣う親心を見せた。
イメージ通りの3投手を見て、悩みも増えた。
「5人とも生かさないといけないと思う」
3年連続30本を記録し、今季4年目を迎える実績十分なレアードに加え、かつてメジャー有望株だったアルシアもいる。「元々外国人を取る時に、まさかこの5人が取れるとは思わなかった」と、今季補強は予想を超える大成功。確かな素材は揃っているだけに、外国人選手登録の4枠をどうに有効活用するかは首脳陣次第。「本当に上手く5人をどうしたら一番(生かせるか)っていうのを考えないといけないだろうね」とうれしい悲鳴を上げた。
まだキャンプインしたばかり。3月30日の開幕まで時間はあるが、このうれしい悩みはシーズンを通じて抱えていたいことだろう。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)